ニチデの卒業生

日経ものづくり大賞、
愛知広告賞入選多数

広告は企業の思いを語るラブレター、
だから毎回ワクワクします。

私はグラフィックデザインコースを卒業後、工作機械メーカーに就職し、企業のPRを行う広報の仕事を担当しました。仕事を発注するクライアントの立場であったことから、物事を俯瞰して見る視野が養われ、広告やデザインの在り方や重要性を理解する良い経験になりました。当然、その土台となったのはニチデで身に付けた知識とスキルです。基礎がしっかりできていたおかげで、さまざまなものをスムーズに吸収することができ、発想が広がって、企業のメッセージを視覚的に発信する仕事に多く携わることができました。
デザインのおもしろさを強く感じたのは、起業してアートディレクターとして商品のブランディングなど広告のすべてに関わる立場となった今、広告への見方も少し変わりました。広告とは企業の思いを語るラブレターのようなものだとあらためて感じています。いいラブレターを書くヒントは生活シーン24時間すべての中に潜んでいて、それを発見する瞬間がなんとも楽しいですね。
この仕事を目指す上で、何より大切なのは広い視野と目的意識を持って学ぶこと。企業からのステキなラブレターのつくり手となれるよう、学生のみなさんが日々、感性を磨いてくれることを願ってます。
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中日新聞 環境キャラクター「ビバっち」

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山本 武司

岐阜県立八百津高等学校出身 1997年卒業

ブランディングデザイナー/㈱クイントエッセンシャル 代表

ヤマザキマザック株式会社(広報部)入社。2007年に株式会社インディメンティカービレ(取締役)を経て、2017年株式会社クイントエッセンシャル設立。豊富な企業経験から、ブランディングを中心としたデザイン活動を行う。JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)愛知理事、CCC(中部クリエーターズクラブ)会員。日本デザイナー芸術学院講師。受賞歴:日経ものづくり大賞、愛知広告賞入選多数。