卒業生メッセージ

矢野 まさつぐ[アートディレクター/クリエイティブカンパニー 株式会社レンズアソシエイツ代表]

名古屋を拠点に、企業のブランディングディレクションをメインとして活躍。カンヌライオンズヘルス グランプリのほか、カンヌライオンズ デザイン部門金賞、クリオ賞金賞、ONE SHOW金賞、アドフェストグランプリ&金賞、ニューヨーク・フェスティバル金賞、アジア太平洋エフィー賞銅賞ほか、国内外の多数。


最近、デザイナーの仕事がますますおもしろくなっています。
●学生時代のいちばんの思い出
研修旅行でパリに行ったことは初めての海外旅行ということもあり、今でも鮮明に覚えています。視野を広く持ち、どんな些細なことにも敏感に反応するようになったきっかけになったと思います。
●アートディレクターのやりがい
やりたいことが全部できる立場になって、この仕事がますますおもしろくなっています。広告の域を超えて、アパレルブランドを立ち上げたりなど、やりたいこと思いついたこと全部に挑戦しています。人のために動くこと、自分のために動くこと、どちらも楽しいです。自分で会社を起こし、自由に動けるようになったのが大きいように感じています。
●後輩へのアドバイス
商品をPRするとか、企業イメージを高めるとか、さまざまな使命や課題をデザインはいろんなやり方で実現します。デザイナーになってあれをしてみたい!これをしたい!そうした目標をたくさん見つけてください。そうすれば今よりきっとデザイナーを目指す楽しみは大きくなります。

まつやま たかし[イラストレーター]

1957年生まれ。岐阜県在住。映画とクルマをこよなく愛する。著書に「MOTOR PANIC」(架空社)、「自分で建てた憧れのアメリカンハウス」(山海堂)がある。『所ジョージの世田谷ベース』のイラストや、雑誌「Daytona」で連載中の「シネマプラス+」などを担当。2013年まつやまたかし展、2014年トヨタ博物館25周年企画のために描いたオリジナルイラスト「物語る博物館へ」が話題となった。2015年「トムとジェリーをさがせ!びっくりタウンはおおさわぎ」が好評発売中。


好きなモノへの拘りや情熱がミラクルを引き寄せる
●現在の仕事に就くまで
広告代理店勤務や漫画家アシスタントをしながら漫画デビューをしたこともありますが、漫画より絵だけを描く方が向いていると自覚してイラストレーターへ。
●いつも心がけていること
綿密なイラストが特徴ですが、細部まで手を抜かないことでしょうか。私が描いたイラストを見た人が幸せな気分を感じてもらえたら本望です。
●後輩へのアドバイス
自分の好きな世界をとことん突き詰めましょう。きっとあなたにしか出せない事があるはずです。

山本 武司[ブランディングデザイナー/株式会社インディメンティカービレ 取締役]

ヤマザキマザック株式会社 広報部を経て、2007年 株式会社インディメンティカービレを設立。企業活動の経験から、ブランディングを核としたデザイン活動を行う。現在は企業ブランディングをはじめ、広告、CM,WEB,展示会、キャラクター制作等の企画・制作に関わる。JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)会員、CCC(中部クリエーターズクラブ)会員。日本デザイナー芸術学院 短期講師。
受賞歴:日経ものづくり大賞、愛知広告賞入選多数。


広告は企業の思いを語るラブレター、だから毎回ワクワクします。
●アートディレクターの仕事にニチデの学びは役立っていますか
グラフィックデザインコースを卒業後、工作機械メーカーに就職し、企業のPRを行う広報の仕事を担当しました。仕事を発注するクライアントの立場であったことから、物事を俯瞰して見る視野が養われ、広告やデザインの在り方や重要性を理解する良い経験になりました。当然、その土台となったのはニチデで身につけた知識とスキルです。基礎がしっかりできていたおかげで、さまざまなものをスムーズに吸収することができ、発想が広がって、企業のメッセージを視覚的に発信する仕事に多く携わることができました。
●デザインのおもしろさ
起業し、アートディレクターとして商品のブランディングなど広告の全てに関わる立場となった今、広告の見方も少し変わりました。広告とは企業の思いを語るラブレターのようなものだとあらためて感じています。いいラブレターを書くヒントは生活シーン24時間すべての中に潜んでいて、それを発見する瞬間がなんともうれしい。
●後輩へのアドバイス
この仕事を目指す上で、何より大切なのは広い視野と目的意識を持って学ぶことです。企業からの素敵なラブレターの作り手となれるよう日々、感性を磨いてください。

iwata mayuko[画家]

ニチデを卒業後、グラフィックデザイナーとして広告代理店入社。別の広告代理店入社。別の広告代理店への転職を経て2009年より画家として活動開始。現在、画廊からの依頼に応じて作品を制作し、画廊内で企画展示するほか国内外でのアートフェアで作品を展示・販売。



経験を重ねて、深みのあるステキな大人になりましょう。
●画家のやりがい
アートは正解・不正解がない世界ですから、どの方向にかじを取るか、その結果どう出るか、作品の良し悪し、すべてを自分で判断しなければなりません。常に孤独との闘いですが、生みの苦しみが大きいほど、でき上がったときの喜びは大きくて、作品を一般の方へお披露目した時に創造していたより反響をいただけたりすると、つらかった時間を一瞬で忘れることができます。
●今後の目標
海外での個展を目指しています。
●この道を目指したきっかけ
デザインや広告の仕事も面白かったですけど、私は自由に創作する快感がたまらなかったです。
●後輩へのアドバイス
学生のうちにたくさん遊んで、失敗し、叱られ、いろんな経験を重ねて、深みのあるステキな大人を目指してください。学生のうちに打たれ強くなっておくと、たぶん人生楽しいです。

右近 佳歩[ゲームデザイナー/サン電子株式会社

ゲームソフト・通信機器などを手がけるメーカーに勤務。社員一人ひとりが「何ができるか」を自ら考え、提案し、挑戦出来る環境があり、その環境が人を育て、会社を成長させ、新しい価値を創造し続けています。



プロを目指すなら表現力を身につける、技術を磨く、妥協しない。
●ゲームデザイナーの仕事とは
現在は主にアプリゲーム開発に関わっており、デザイン全般を担当しています。在学中はマンガを専攻していましたので、キャラクターデザインなどが得意分野になるのですが、開発の現場では、UIやアニメーションなど初めてのことに挑戦することもありました。ディレクターの意向に合わせてデザインしますので、場合によっては絵柄を変えるなど、「必要とされているもの」を作るように気をつけています。
●専門学校の学びは役立っているか
キャラクタープラン、基礎描写力、デジタル技術などの表現力を身につけることにこだわって学びましたので、ゲームにおいても役立っていると感じています。またマンガを学んでいた経歴から、思わぬところで漫画の仕事を頂くこともありました。
●プロになってわかったこと
就職した当時、私が感じたのは想像していた以上にスピードと完成度を厳しく求められるということでした。どうしたらより早く良いものを作れるのか、今まで以上にストイックになって周りから技術を盗むことが、何より大事だと感じました。頑張った分、自分も早く成長できるのでやりがいがあります。
●後輩へのアドバイス
この業界を目指すなら、個性的な表現力を身につけること、技術を磨くこと、妥協しないこと、時間を意識しながら制作に取り組むことです。今のうちにしっかり力を蓄えてください。

髙木 葵[ジュエリーデザイナー/工房茶ぼう]

学生時代に第7回「愛知デジタルコンテンツコンテスト」入選。卒業後、指輪作り専門の職人集団・工房茶ぼうに勤務。現在、店舗で接客をしながら創作活動に取り組む。



お客様からの一言にデザイナーのよろこびを感じています。
●やりがいを感じる瞬間
お客様に私が作った指輪をお渡しするときです。「ありがとう。一生、大切に使います。」の言葉がうれしいです。カップルにとって重要な結婚指輪を作る仕事は魅力的で、一緒にデザインを考える段階からとても楽しいです。
●プロとしての心がけ
お客様の要望を表現する、いろいろなデザインに挑戦したいです。一つひとつをていねいにつくることを大切にしていきたいです。
●指輪職人になるまで
ものづくりが好きで高校は服飾科、さらにいろんな勉強をしたくてニチデの雑貨デザインコースに進み、陶芸やグラフィックデザイン、手芸などに挑戦しました。その中でアクセサリーやジュエリーに強く興味を持ち始めた頃、「指輪職人」の求人に出会い、ぜひやってみたいと思いました。
●後輩へのアドバイス
学生時代の私はものづくりに対してかなり意欲的に取り組みました。将来、何がやりたいか決まっていなかったので、自分自身の可能性を探ろうと、いろんなことに目を向ける努力をしました。視野を広げて挑戦することは大事です。私のように新たな道が開けることもあります。アルバイトでもなんでも経験は必ず役立ちます。ニチデはそんな積極姿勢を応援してくれます。頑張ってください。

古城 友也[写真家・カメラマン/POWER STUDIO]

1996年卒業 2001年にPOWER STUDIOに入社。広告写真を主に活動。現在に至る。
第24回 日本写真家協会展 奨励賞
第37回 愛知広告賞 入選 他



著名な先生方に教わりたくて迷わずニチデの門をたたきました。

●フォトグラファーを目指した理由
通っていた短大で学園祭の実行委員になり、たまたま記録係として写真を撮ったら、おもしろくてハマりました。
●ニチデに進学した理由
短大生の当時知り合ったプロのカメラマンが卒業生で、その人がニチデの写真コースの存在を教えてくれたんです。調べると著名な写真家がいらっしゃるのを知って、短大を卒業後、迷わずニチデに入学しました。
●学生時代
ニチデはモノクロから映像まで幅広いジャンルに取り組めるのがいいところだと思います。写真といってもコマーシャルだけでなく、いろんな種類の写真があるのがわかって、写真の世界のすごさを垣間見ることができました。
●プロになる要件
広告を主体とした写真を撮る中で僕が大切にしているのは、現場の雰囲気をよくすることです。現場がピリピリしていると一つの方向にアイデアが固まってしまいがちです。楽しくやっている方が、さまざまな方面からいろんな発想が出てきます。プロは撮るだけが仕事じゃないと思います。撮る前、撮った後も仕事です。フォトグラファーには人とのコミュニケーション能力が必要だと思います。